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2026.1.19 コラム

ホテルのアメニティで選ぶ、地球にやさしいバイオマス素材

旅行でホテルや旅館に泊まった際、バスルームに置かれたアメニティの質感が以前と変わったと感じることはありませんか。最近では環境への配慮が欠かせないものとなり、プラスチック使用量を抑えたエコ アメニティが主流になりつつあります。その中でも特に注目されているのが、植物由来の資源を原料に含んだバイオマス素材です。この素材を活用することで、これまでの使い勝手を損なうことなく、石油資源への依存を減らす取り組みが広がっています。

私たちが提案するエコ アメニティには、主に「もみ殻」「竹粉」「PLA(ポリ乳酸)」という3つの異なるバイオマス素材を採用しています。まず、お米の収穫時に出るもみ殻を配合したものは、自然な色合いと素朴な手触りが特徴で、客室に置くだけで施設の温かみのある姿勢を伝えてくれます。次に、成長が早く持続可能な資源として知られる竹から作られた竹粉配合のアイテムは、竹ならではの凛とした風合いがあり、旅館の和の空間にも美しく調和します。そして、トウモロコシなどの植物から作られるPLAは、透明感やしなやかさを保ちつつ、環境負荷を抑えたエコ 歯ブラシなどとして多くの施設で選ばれています。

宿泊施設の仕入先担当の方にとって、こうした素材の背景を知ることは、お客様に提供するおもてなしの付加価値を高めることにつながります。単に「エコだから」という理由だけでなく、それぞれの素材が持つ物語や質感をお客様に感じていただくことで、滞在そのものの満足度が向上します。一般の利用者にとっても、毎日使うエコ 歯ブラシ一本から環境保護に参加できることは、旅の思い出に心地よさを添えてくれるはずです。地球の未来を考えた素材選びが、これからの宿泊体験の新しいスタンダードになっていくでしょう。