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2026.2.6 コラム

ホテルのアメニティが変わる?新しいプラスチックのルールと環境への取り組み

最近、ホテルや旅館に泊まった際、アメニティのパッケージに「バイオマス」という文字を見かけたり、フロントで必要な分だけを受け取るスタイルに遭遇したりすることが増えましたよね。これは2022年4月に施行された「プラスチック資源循環促進法」が背景にあります。この法律では、プラスチックごみを減らすために、特に使用量が多い12の品目が指定されました。宿泊業においては、歯ブラシ、ヘアブラシ、くし、カミソリ、シャワーキャップの5項目が削減の対象となっており、私たちの旅の定番アイテムが今、大きな転換期を迎えています。

宿泊施設を運営する側や仕入を担当される方にとって、この法律は単なる努力義務ではありません。前年度にこれらのプラスチック製品を5トン以上提供した大規模な事業者は「特定プラスチック使用製品多量提供事業者」とされ、取り組みが不十分な場合には国からの勧告や公表、さらには命令を受けることがあります。もしこの命令に従わなかった場合には、50万円以下の罰金が科せられる可能性もあり、適切な対策は急務となっています。一方で、こうした環境対策にいち早く取り組むことは、宿泊施設のブランドイメージを高め、環境意識の高いお客様から選ばれるきっかけになるという大きなメリットも生み出します。

具体的な脱プラ対策として、今最も注目されているのが素材そのものを切り替える方法です。ダイトの「ハスクシリーズ」などはその代表例で、石油由来の樹脂を減らすためにもみ殻を35%配合したバイオマス素材を採用しています。このシリーズのエコ 歯ブラシやエコ ヘアブラシ、エコ カミソリは、これまでのプラスチック製と変わらない使い心地を実現しながら、しっかりと環境負荷を抑えることができる優れものです。素材そのものの風合いを活かしたナチュラルなデザインは、客室に置くだけで施設が環境問題に真摯に取り組んでいる姿勢を優しく伝えてくれます。

もちろん、コスト面での検討やお客様への説明など、導入にあたっての課題はゼロではありません。しかし、単にプラスチックを減らすだけでなく、素材にこだわったエコ アメニティを選択することは、滞在するゲストにとっても「自分の選択が地球にやさしいことにつながっている」という心地よい体験を提供することになります。これからのホテルや旅館のおもてなしは、使い捨ての便利さを超えた、持続可能な未来への思いやりが詰まった形へと進化していくはずです。

法規制に対応したエコアメニティの詳細はこちら: ダイトのエコアメニティ

プラスチック削減に向けた具体的な導入プランや、コストバランスを考えた素材の選び方について、さらに詳しくご提案できることがあればお聞かせください。